代表ご挨拶
WAFFに興味を持っていただきありがとうございます。
いま日本の教育が大きく変化しております。
一つ目の変化は「言語」教育
第二言語としての英語学習が、2020年度、小学校3年生から始まりました。
従来の英語学習は Reading と Listening が中心で、大学受験や高校受験のための学びでした。
その結果、英語を読めるが話せない日本人がとても多くなってしまい、外国人とのコミュニケーションが難しい状況となりました。
そこで日本は、2020年度から
- より早い時期から英語学習をスタートさせる
- 「聞くこと」「話すこと」を中心に行い、とにかく言語に慣れる ・言語への興味や関心を持たせる
という方向に指導方法を切り替えました。
二つ目の変化は「人間性・学びに向かう力」を伸ばす教育
社会情緒スキルとも呼ばれ、「やり抜く力」「自制心」「社交性」「思いやり」 などの、感情や心に関する能力です。
この中にはコミュニケーション能力も含まれており、特に他国の人たちとの交流について注目されています。
こういった教育の変革に際し、WAFFでは、子どもたちに寄り添い、言葉を学びながら国際感覚を養う場の提供を行うことにしました。
今、この瞬間の「留学生」という立場を生かして。
そこで我々は、母国語ではない英語を実際に習得した方、そして英語だけではなく日本語も習得した方に、実体験を含めて子どもたちに語学の指導してほしいと考えております。
教えていただきたいのは、単に言葉だけではありません。
海を渡って日本に来た素晴らしい努力と体験をしてきた留学生の皆様に、母国の文化や風習、考え方などのアイデンティティを子どもたちにシェアしていただき、世界を感じさせる教育を行ってほしいのです。
ぜひ皆さんが持っているリソースを、未来を生き抜く子どもたちに提供してください。
WAFFはまだ生まれたばかりの組織です。
皆様と常に話し合いながら、より良い場を創っていきたいと考えております。
ですので、教育に興味・関心がある方、将来指導者を目指している方、仲間とともに活躍したいという熱意のある方を歓迎いたします。
指導者だけではなく、教材の作成・レッスン動画の作成・保護者向けの機関誌制作・レッスン運営サポート業務・SNS配信作業・バックオフィス業務などの業務を支えてくれるスタッフも募集しています。
それぞれの「目標」 を叶えられる場に。
ひとりひとり、やりたい事、好きな事、目標としている事は違うでしょう。
WAFFでは留学生の皆様が日本に来て充実した活動や学び・体験を行うことの支えになりたいと考えております。
日本人との交流・日本文化を学ぶ・日本語の勉強または母国の文化を伝えるといったことも、WAFFに所属することにより実現できるはずです。
自分たちのリソースを子どもたちや地域に提供し、そして自分たちも日本の子どもたちや地域から体験を提供してもらうといった、WAFFの輪(和)の中に入ってください。
日本の家はWAFFだ!となるよう、そして後輩の留学生たちに受け継いでいける組織になるよう、皆様と共に歩んでいきます。
将来、国境を越えても続いていく、拡大していく、いつも支え合って成長していく。
そんな世界規模のコミュニティーにしていきましょう!
一般社団法人WAFF 代表理事 椛本 要一(Yoichi Kabamoto)